宮崎の「てげな日差し」と「台風」をナメちょったらあかん!給湯器交換、安さの裏にある残酷な真実
「お湯が出ん!昨日の台風でやられたっちゃろか?」宮崎市のフェニックスが揺れるほどの暴風雨の翌朝、あるいはえびの市の凍てつく冬の朝。突然の給湯器トラブルは、待ったなしで生活を脅かします。宮崎県は、日南や日向の太平洋に面した沿岸部から、都城盆地、そして高千穂や五ヶ瀬の山間部まで、エリアによって環境が劇的に異なります。にもかかわらず、スマホで検索して上位に出てくるのは、東京や大阪のビルから指示を出すだけの「全国一律・激安業者」ばかり。
申し遅れました。給湯器交換一筋25年、現場の泥と塩、そして時には火山灰にまみれて生きてきた大塚です。はっきり言います。宮崎での給湯器交換は、単に機械を付け替えればいいという単純な作業ではありません。プロパンガス(LPG)の圧倒的な普及率、日向灘からの強烈な潮風、新燃岳などの火山灰、そして毎年のように襲来する台風への対策…。これら「宮崎の常識」を無視して、ネットの「最安値」だけに飛びつくと、後で痛い目を見るのはあなた自身です。
「追加料金なし」と書いてあったのに現場で請求された。「即日対応」のはずが1週間待たされた。そんな悲劇をこれ以上増やしたくない。今日は、綺麗なホームページには絶対に書かれていない、業界の裏側と、現場の人間しか知らない「不都合な真実」を、宮崎の皆さんに包み隠さずお話しします。「安物買いの銭失い」になりたくないなら、どうか最後までこの話を読んでくんない。
【現場の常識1】宮崎の給湯器交換、その「激安価格」はプロパンガス(LPG)を無視した罠だ
一般的に言われている相場と費用の内訳
インターネットで「給湯器交換 宮崎 相場」と検索すると、多くの比較サイトやリフォーム業者のページがヒットします。一般的に、給湯器の交換費用は「本体価格」+「リモコン代」+「標準工事費」+「処分費」で構成されています。 宮崎県内の一般的な4人家族向け、24号オートタイプ(壁掛け)の場合、総額で15万円〜20万円程度が相場とされています。ガス代の節約効果が高い「エコジョーズ」を選ぶ場合は、ここに2〜3万円程度が上乗せされるのが通例です。多くのネット業者が「最大80%OFF」といった大幅な割引率を掲げていますが、これはメーカー希望小売価格からの割引であり、実際の販売価格は業者ごとの仕入れルートや在庫状況によって異なります。
また、工事費については「39,800円〜」といった安価なパッケージ価格が目立ちます。これには、既存機器の撤去、新規設置、配管接続(ガス・水・湯・追い焚き)、試運転などが含まれていると説明されます。しかし、宮崎県は全国的に見てもプロパンガス(LPG)の普及率が高い地域です。都市ガス(宮崎ガス)のエリアは宮崎市や延岡市などの中心部に限られており、多くの家庭がLPGを利用しています。LPG対応の給湯器や工事には、都市ガスとは異なる資格や部材が必要になるケースがあり、ネット上の「最安値」は都市ガス用を基準にしていることが多いため、注意が必要です。特に、配管の老朽化が進んでいる場合や、ガスの接続位置が変わる場合には、追加の部材費や工事費が発生することが一般的です。
【現場の真実】「プロパンやから追加」は詐欺の手口!現場で足元を見る悪徳商法
「ネットで見積もり取ったら激安やった!てげ安い!」…その見積もり、本当にあなたの家のガス種に合ってますか?現場を25年見てきた私から言わせれば、ネット上の激安広告の多くは「都市ガス・標準設置・平地」という、宮崎では限定的な好条件を前提にした「釣り餌」です。
宮崎県、特に都城市、小林市、西都市などのエリアでは、圧倒的にプロパンガス(LPG)が主流です。しかし、激安業者のパック料金は、部材が安く済む都市ガス用で計算されていることがほとんど。いざ工事当日に業者が来て、「あ、これプロパンですね。接続部材が違うかい、追加で8000円かかりますわ」と平気で言ってきます。さらに、「ガスの可とう管(ホース)が古いから交換せんと法律違反になります」と言って、定価の倍以上の金額をふっかける。お湯が出なくて困り果てているお客さんは、「今さら断れん」という心理につけ込まれて、泣く泣く支払ってしまうのです。 こんなもんは商売とは言わん。ただの恐喝です。プロパンガスの接続には、液化石油ガス設備士という国家資格が必要です。都市ガスの資格(簡易内管施工士など)とは別物なんです。ネット業者が派遣してくる下請け作業員が、果たしてその資格を持っているか?無資格で接続してガス漏れ事故が起きたら、誰が責任を取るんですか?
もっと悪質なのが、「遠方出張費」のカラクリです。ホームページには「宮崎県全域対応!」と大きく書いてあるのに、実際に拠点は熊本や福岡にあったりします。見積もりの段階では隠しておいて、正式依頼した後や、ひどい場合は当日に「ガソリン代と高速代で出張費5000円頂きます」と言い出す業者もいます。 私が実際に椎葉村で対応したお客様は、ネットで頼んだ業者に「山道でトラックが入らんから、手運びの手間賃で追加3万円」と言われ、キャンセル料まで請求されそうになったそうです。確かに宮崎には狭い道や坂道が多いですが、それを事前に確認もせず、当日に法外な値段をふっかけるのはプロの仕事ではありません。 また、宮崎特有の事情として、古い農家住宅などでは、ガス配管が複雑に入り組んでいたり、土に埋まっていたりすることがあります。こういったイレギュラーな状況に対して、激安業者は「標準工事外」として作業を拒否するか、高額な追加工事費を請求します。彼らは「楽に、早く、安く」終わらせることしか考えていないからです。
部材の手抜きも深刻です。LPGの配管接続部材、安物はすぐに劣化します。特に宮崎の強い紫外線と潮風に晒されれば尚更です。私は、宮崎の環境に耐えうる高耐久の部材しか使いません。数百円のコストカットのために、お客様の命を危険に晒すような真似は、職人として絶対にできません。 私たちが提示する見積もりは、LPGか都市ガスか、現場の道幅はどうか、凍結対策は必要か、全てを事前にヒアリングした上での「完全固定価格」です。後から「やっぱり追加で」なんて口が裂けても言いません。それが、日向の国で商売をさせてもらっている人間の仁義だと思っています。
【現場の常識2】日南の塩風、えびのの氷点下、そして火山灰。宮崎の「自然」を無視した施工は罪だ
機種選定の基準と宮崎県特有の環境配慮(塩害・寒冷地・火山灰・台風)
給湯器を選ぶ際、基本となるのは「号数(能力)」と「省エネ性能」です。家族構成に合わせて20号か24号を選び、ランニングコストを抑えたい場合は「エコジョーズ」を選択するのが一般的です。 しかし、宮崎県で給湯器を選ぶ際には、これらに加えて「地域特有の環境要因」を考慮する必要があります。具体的には、日南市や日向市、延岡市などの沿岸部における「塩害対策」と、えびの市や高千穂町、五ヶ瀬町などの山間部における「寒冷地対策」、そして全域における「台風対策」と「火山灰対策」です。 塩害エリアでは、標準仕様の給湯器を設置すると、潮風の影響で筐体が錆び、内部腐食が進んで寿命が極端に短くなるリスクがあります。メーカー各社は「耐塩害仕様」の給湯器を用意しており、沿岸部ではこれを選択することが推奨されます。また、台風銀座とも呼ばれる宮崎では、強風で給湯器が落下したり破損したりしないよう、固定金具の強化や設置場所の工夫が不可欠です。さらに、新燃岳や桜島の火山灰が降るエリアでは、給湯器内部への灰の侵入を防ぐ対策も考慮しなければなりません。
【現場の真実】「標準品」を売りつける営業マンは宮崎の台風と火山灰を知らない素人だ
「この機種が一番売れてます!在庫もあるのですぐ付けられます!」…家電量販店やネットのオペレーターは明るくこう言いますが、その「一番売れてる標準品」、本当にあなたの家に設置して大丈夫ですか? 私が実際に見た日南市南郷町の現場の話をしましょう。太平洋のすぐそばで、毎日潮風が吹き付ける場所です。そこに、ネット通販で買った標準仕様の激安給湯器を取り付けていたお宅。わずか2年半で外装が赤茶色に錆びつき、底が腐って抜け落ちていました。内部の基盤も塩分を含んだ湿気でショート寸前。「安かったから」と選んだ代償は、2年での買い替えという最悪の結果でした。 宮崎の沿岸部、特に日向灘からの風が当たるエリアでは、想像以上に塩害が進みます。プロなら、地図を見て海からの距離を確認し、少しでもリスクがあれば「耐塩害仕様」を提案します。納期が数日遅れても、10年使うことを考えれば絶対に必要な選択だからです。それを提案しない業者は、素人か、あるいは「早く壊れればまた売れる」と思っている悪徳業者です。
そして「台風対策」。宮崎を襲う台風は風の威力が桁違いです。標準工事では、給湯器の上部をビスで2本止めるだけですが、私はそれでは不安で夜も眠れません。特に高所や風の通り道になる場所では、下部もしっかり固定し、必要であれば振れ止めの金具を追加します。配管カバーもしっかり固定しないと、風で飛ばされて隣の家の窓ガラスを割るなんて事故も起きます。 さらに、都城市や小林市など、新燃岳や桜島の火山灰が降るエリア。細かい灰は給湯器の給気口から侵入し、ファンの故障や不完全燃焼の原因になります。私は、設置場所を風向きを考慮して決めたり、必要に応じて防護カバーの設置を提案したりします。 そして忘れてはならないのが「凍結」です。南国宮崎といえど、えびの高原や高千穂、五ヶ瀬の冬は極寒です。マイナス10度近くになることもあります。ここで最近流行りの「エコジョーズ」を設置する場合、ドレン排水の処理が生死を分けます。エコジョーズはお湯を作る時に水(ドレン排水)が出ますが、この排水管を適当に垂れ流しにしていると、冬の夜に凍結して氷の柱ができ、出口を塞がれた給湯器がエラー停止します。「風呂に入ろうとしたらお湯が出ん!」という真冬の悲鳴の原因は、十中八九これです。 私は山間部の現場では、ドレン配管に凍結防止ヒーターを巻くか、あえてエコジョーズではなく従来型を提案することもあります。さらに、給水管の保温材も、宮崎市内とは全く違う分厚いものを使用し、キャンバステープを二重三重に巻いて「完全防備」にします。 「宮崎県」と一口に言っても、海と山で全く違う国のような気候なんです。マニュアル通りの提案しかできないAIやバイトには、この使い分けは絶対にできません。現場で痛い目を見て、学び続けてきた人間だけが、あなたの家の環境に最適な「正解」を出せるのです。
【現場の常識3】「宮崎の業者」を名乗る県外ブローカーに騙されるな。本物の職人の見分け方
信頼できる業者の条件:資格・拠点・自社施工
数ある給湯器交換業者の中から、本当に信頼できる一社を見つけるためには、「資格」と「拠点」の確認が不可欠です。ガス機器の設置には、液化石油ガス設備士(LPGの場合)やガス可とう管接続工事監督者、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)といった専門資格が必要です。これらの資格を自社のスタッフが保有しているか、資格証を提示できるかは、最低限のチェックポイントです。 また、「宮崎県対応」と謳っていても、実際には県外に拠点があり、工事は地元の協力店(下請け)に丸投げしているケースが多々あります。これを見抜くには、会社の所在地を確認し、宮崎県内あるいは近隣に実店舗や営業所があるかをチェックすることです。地元に拠点があれば、万が一のトラブル時にも迅速な対応が期待できますし、地域特有の事情にも精通している可能性が高いです。 さらに、施工事例の写真が豊富にあるか、その写真に写っているスタッフが自社のユニフォームを着ているかなども、自社施工か丸投げかを判断する材料になります。Googleマップの口コミなども参考に、地元の評判を確認することも有効です。
【現場の真実】丸投げ業者が招く「たらい回し」の悲劇。責任は誰が取る?
宮崎でよく聞くトラブルの一つが、「連絡がつかない」問題です。ネットで頼んだ大手業者。コールセンターの対応は丁寧だったけど、工事に来たのは名刺も持たない無愛想なオッサン。そして工事後、水漏れが起きたのでコールセンターに電話すると、「施工担当から連絡させます」と言われたきり、音沙汰なし。 これは、典型的な「丸投げ」の弊害です。元請けの会社は仕事を受注するだけで、実際の工事は地元の安い下請け業者に流します。下請け業者は、安い単価で請け負っているため、数をこなすことに必死で、丁寧な作業やアフターフォローなんて二の次です。何か問題が起きても、元請けと下請けで責任のなすりつけ合いが始まり、結局泣きを見るのはお客様です。 特に宮崎のような地方都市では、業者の数が限られているため、悪質な下請け業者が複数の元請けから仕事を受けているケースもあります。「あの業者はダメだ」と思って別のネット業者に頼んだら、また同じオッサンが来た、なんて笑えない話も実在します。
私は、自分たちが施工した現場には、最後まで責任を持ちます。だからこそ、施工中の写真は必ず撮ります。見えない配管の裏側、ガスの接続部、リモコンのコーキング。これらを全て記録し、お客様にお見せします。「ここまでやるんですか?」と驚かれますが、ここまでやらんと私が夜寝られんのです。 特に宮崎の古い農家や長屋では、配管が古くて腐食していることがよくあります。下請け業者は、これを見て見ぬふりをして、無理やり新しい給湯器を繋いで帰ります。なぜなら、配管を直す手間賃をもらっていないからです。でも、私は直します。その場で部材を調達してでも直します。放っておけば、数ヶ月後に水漏れ事故が起きるのが分かっているからです。 「安さ」につられて、どこの誰とも分からん人間を家に入れないでください。顔が見えて、宮崎の土地を知っていて、逃げも隠れもしない地元の職人を選んでください。それが、あなたの大切な家を守る唯一の方法です。他社で「プロパンは対応できない」「山奥だから無理」と断られた方、私に連絡してください。這ってでも行きます。それが私の意地です。
お申し込みから工事完了までの流れ
お問い合わせから工事完了まで、宮崎県のお客様をお待たせしない迅速な対応を心がけています。面倒な手続きは一切不要です。
- お問い合わせ: お電話または下記のフォームからご連絡ください。「お湯が出ない」「異音がする」など、症状をお伝えください。現在お使いの給湯器の写真をスマホで送っていただければ、その場で概算見積もりが可能です。
- 現地調査・お見積もり: プロパンガスの確認や、設置場所が特殊な場合、または機種選定に迷う場合は、プロが現地調査に伺います。もちろん、宮崎県内どこでも駆けつけます。ここで確定したお見積もり以外、追加費用は一切いただきません。
- 工事日程の調整: お客様のご都合に合わせて工事日を決定します。在庫がある機種であれば、最短で即日工事も可能です。土日祝日の対応もお任せください。
- 施工・試運転: 経験豊富な有資格者が訪問し、安全かつ丁寧に作業を行います。作業時間は通常2〜3時間程度です。工事後は必ずお客様と一緒に動作確認を行います。
- お支払い: 工事完了後、問題がないことを確認していただいてからのお支払いとなります。
「今日お風呂に入りたい」その切実な願いに応えるため、私たちは宮崎の道を走り回っています。どんな些細なことでも、まずはお気軽にご相談ください。
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よくある質問(FAQ)
- Q. えびの市や高千穂町の山間部でも、出張費なしで来てくれますか?
- A. はい、基本的には宮崎県全域対応しております。ただし、一部の極端な遠隔地や離島に関しては、スケジュール調整や実費程度のご相談をさせていただく場合がございます。まずはお電話で詳しい場所をお知らせください。可能な限り、お客様の負担にならない方法を提案します。
- Q. プロパンガス(LPG)を使っていますが、他社で「部材がない」と断られました。
- A. お任せください。私たちは液化石油ガス設備士の資格を持っており、LPG給湯器の交換工事も日常的に行っています。宮崎県はLPGエリアが広いので、私たちは常に必要な部材を在庫しています。即日対応も可能です。
- Q. 日南市の海沿いですが、給湯器が錆びて困っています。対策はありますか?
- A. はい、ございます。海沿いのエリアには、外装に強力な防錆塗装を施した「耐塩害仕様」の給湯器を強くお勧めします。初期費用は少し上がりますが、寿命が圧倒的に違いますので、結果的にお得になります。在庫状況も含めてご相談ください。
- Q. 台風で給湯器が転倒してしまいました。修理は可能ですか?
- A. まずは安全確保のため、ガスの元栓を閉めてください。その上でご連絡いただければ、至急現場に向かいます。修理が可能か、交換が必要かは現場で判断しますが、今後の台風に備えて固定を強化する施工を行います。


