水俣市で「お湯が出ない」緊急事態。不知火海の潮風に晒された給湯器を、プロの現場力で救う

水俣市の皆さん、こんにちは。給湯器交換の現場一筋25年、泥と油にまみれて働き続けてきた職人の大塚です。
水俣といえば、美しい不知火海を望むリアス式海岸の風景が印象的ですが、私たち設備業者にとって、ここは「塩害」との終わりのない戦いの最前線でもあります。海からの潮風は、皆さんが想像している以上に、金属である給湯器を容赦なく蝕みます。「まだ5年しか経っていないのに錆だらけになった」「リモコンが効かなくなったと思ったら、内部の基盤が腐食していた」。そんな悲痛な相談を、水俣のお客様から数え切れないほど受けてきました。
しかし、地元のガス会社やリフォーム業者に相談しても、「在庫がないから1ヶ月待ちです」「塩害仕様は高いですよ」と、冷たくあしらわれていませんか?あるいは、ネットの格安業者に頼んだら、何の防錆処理もせずに標準品をポン付けされ、わずか数年でまた壊れてしまったという話も耳にします。
私は断言します。水俣市の給湯器交換において、メーカーのカタログ通りの提案や、ネット上の「最安値ランキング」は役に立ちません。必要なのは、この地域の潮風の恐ろしさを肌で知っており、それに対抗するための「現場の知恵」を持った職人の判断です。
今日は、綺麗事は一切抜きにします。業界の裏側も、業者が隠したがる不都合な真実も、すべて包み隠さずお話しします。なぜなら、知識がないまま業者に依頼し、高額な請求をされたり、すぐに壊れるような手抜き工事をされたりして泣き寝入りするお客様を、これ以上見たくないからです。これは、水俣で賢く、損をせずに給湯器を交換するための、私の職人魂をかけた「暴露話」です。
【水俣特有の腐食】「塩害仕様」を待つな!潮風エリアで給湯器を長生きさせる「現場の防衛術」
一般論:メーカー推奨の「耐塩害仕様」とその課題
一般的に、海岸から数百メートル以内に位置する住宅では、給湯器メーカー(ノーリツ、リンナイなど)が製造する「耐塩害仕様」の給湯器を設置することが推奨されています。これは、外装ケースに特殊な防錆塗装を施し、サビの進行を遅らせる特別モデルです。
地元の真面目な電気屋さんやガス屋さんは、マニュアル通りにこの機種を提案します。一見、それは正しい対応のように思えます。しかし、ここには大きな落とし穴があります。それは「納期」です。耐塩害仕様の給湯器は、基本的に受注生産品です。注文が入ってからメーカーの工場で塗装ラインに乗せるため、平時でも納期に1ヶ月〜1.5ヶ月、冬場の繁忙期ならそれ以上かかることがザラにあります。
真冬にお湯が出なくて震えているお客様に、「海が近いから、塩害対策のために2ヶ月待ってください」と言えますか?言えるわけがありません。教科書通りの対応をしていたら、お客様の生活が破綻してしまいます。
【現場の暴露】標準品+現場コーティングが最強の解。ステンレスビス一本へのこだわり
ここからが現場の真実です。私は水俣のお客様に対し、「2ヶ月待って純正の塩害仕様をつける」か、「標準品をすぐに取り付け、現場で徹底的な防錆対策を行う」かを選択していただきます。9割以上のお客様は、即日お湯が出る後者を選びます。
「標準品だとすぐに錆びるのでは?」と心配されるかもしれません。確かに、何もしなければ数年でボロボロになります。しかし、私が現場で行う対策は、メーカーの塗装ラインにも負けない執念がこもっています。
まず、私が最も重視するのは「ビス(ネジ)」です。給湯器のフロントカバーを止めているビス、配管を固定しているサドル。これらに、安価な鉄製のユニクロメッキビスを使っている業者がなんと多いことか!水俣の潮風に晒されれば、鉄のビスは半年で赤茶色に錆び、壁に錆だれを作り、最終的には錆びついて回らなくなり、修理すらできなくなります。私は、水俣の現場では必ず「SUS304」以上の高品質なステンレス製ビスに全て交換します。たかがネジ一本ですが、この数百円のコストを惜しむかどうかが、10年後の寿命を左右するのです。
次に、本体への防錆処理です。純正の耐塩害仕様が間に合わない場合、私は標準品の給湯器に対し、設置前にクリアラッカーや防錆ワックスを現場で塗布することがあります(※お客様の了承を得た上で、あくまで延命措置としての裏技です)。特に、金属の継ぎ目やビス穴の周辺、排気口の周りなど、錆が発生しやすい「弱点」を重点的にガードします。
そして、最も重要なのが「配管カバー」と「隙間の処理」です。潮風は、わずかな隙間から給湯器の内部や配管の保温材の中に入り込みます。私は配管カバーを必ず設置することを推奨し、さらに壁と給湯器の隙間、配管が壁を貫通する穴の周囲などに、変成シリコンコーキングをたっぷりと充填します。これにより、塩分を含んだ湿気が壁内や機器裏に回り込むのを物理的にブロックします。
以前、水俣市内の海沿いにある一戸建てで、他社が設置してわずか3年で基盤が腐食して全損した給湯器を見ました。開けてみると、ケーブルの引き込み口から潮風が入り放題になっており、内部の銅パーツが青緑色に腐食していました。これは明らかに施工ミスです。私はそのお客様に、新しい給湯器を設置する際、入線口をシリコンで完全に塞ぎ、さらに給湯器の設置位置を少しでも風の当たらない建物の裏側へ移動させる提案をしました。配管を延長する手間はかかりましたが、「これで安心して眠れる」と喜んでいただけました。マニュアルには書いていない、現場の失敗から学んだ「生き残るための施工」を、私は提供します。

【価格と選び方の罠】「フルスペック」を売りつける営業マンに騙されるな!必要なのは「ダウンサイジング」の勇気
一般論:給湯器の機能と価格の関係
給湯器には、単にお湯を出すだけの「給湯専用」、お湯張りと追い焚きができる「オート」、さらに自動足し湯や配管洗浄まで行う「フルオート」といったグレードがあります。当然、機能が増えれば価格も上がります。また、暖房機能(床暖房や浴室乾燥機用)がついた熱源機タイプはさらに高額になります。
大手ガス会社やハウスメーカーの営業マンは、基本的に「現状と同じか、それ以上の機能」を提案してきます。「今の給湯器がフルオートですから、次もフルオートにしましょう」「グレードを下げると不便になりますよ」というのが彼らの常套句です。しかし、そこには「お客様の現在の生活スタイル」という視点が欠けていることが多いのです。
【現場の暴露】使わない暖房機能に10万円払うな!私が提案する「生活防衛」の見積もり
私が水俣のあるご高齢の夫婦のお宅に伺った時の話です。そのお宅は、以前の業者の勧めで「暖房機能付き・フルオート・24号」という最高級スペックの給湯器が設置されていました。他社の見積もりを見せてもらうと、同じスペックへの交換で45万円という金額が提示されていました。
しかし、お風呂場を見ても浴室乾燥機はなく、リビングに床暖房も入っていません。不思議に思って「暖房機能、使ってますか?」と聞くと、「え?そんな機能ついてるの?使い方も知らないし、スイッチも押したことないよ」とおっしゃるのです。さらに、「子供たちも独立して二人暮らしだから、お湯なんてそんなに使わない」とも。
前の業者は、在庫処分か、あるいは単価を上げるために、必要のない暖房機能付き(熱源機)を売りつけたのです。暖房機能付きの給湯器は、普通の給湯器に比べて本体価格だけで10万円以上高くなることもあります。さらに、構造が複雑な分、故障のリスクも増えます。全く使わない機能のために、初期費用も修理費用も高くつく。これは詐欺に近い行為だと私は思います。
私はそのお客様に、「今回は普通の『追い焚き専用(オート)』の給湯器にしましょう。号数も24号から20号へ下げても、二人暮らしなら全く問題ありません。価格は15万円以下になりますよ」と提案しました。お客様は「そんなことができるの!?」と驚き、そして安堵されました。
これを私は「ポジティブなダウンサイジング」と呼んでいます。高機能が正義ではありません。お客様の生活実態に合わせ、無駄を削ぎ落とし、適正なスペックの商品を提案する。これが「生活案内人」としての私のプライドです。
また、水俣ではプロパンガス(LPガス)が主流ですが、プロパンガス業者が「無償貸与契約」という名目で、給湯器を無料で設置する代わりに、ガス料金を高く設定するケースがあります。これも長期的に見れば、お客様が損をする「ローン」と同じです。「タダより高いものはない」と言いますが、まさにそれです。私は、「自分で給湯器を買って交換した方が、トータルの支払いは圧倒的に安くなりますよ」と、電卓を叩いてシミュレーションをお見せすることもあります。目先の「無料」や「高機能」に惑わされず、10年スパンで損をしない選択をしてください。

【技術と信頼】「どこも在庫がない」と断られた方へ。私たちは「断らない」を信条にします
一般論:在庫不足と工事の遅れ
冬場や決算期になると、給湯器メーカー(特にノーリツやリンナイ)は注文が殺到し、出荷調整を行うことがあります。こうなると、多くのリフォーム会社やガス会社は「メーカーに在庫がないので、工事は1ヶ月先です」と平気でお客様を待たせます。
また、設置状況が特殊だったり、狭い場所に設置されていたりすると、「うちでは対応できません」と工事自体を断る業者もいます。彼らは「効率の良い、楽な工事」しかしたくないのです。在庫がない、難しい、忙しい。これらはすべて業者側の都合であり、お湯が出なくて困っているお客様には何の関係もないことです。
【現場の暴露】AがダメならBをつける。それがプロの引き出しだ
私たちは、「断らない」ことを徹底しています。例えば、ノーリツのAという機種が欠品していたとします。普通の業者はそこで思考停止しますが、私たちは違います。「それならリンナイのBで代用できる」「据え置き型がないなら、壁掛け型を加工して取り付ければいい」といった、柔軟な発想と技術力を持っています。
以前、水俣の山間部のお客様で、30年前の古い給湯器が壊れ、地元の業者に「もう合う機種がないから、配管工事を含めて50万円かかる」と言われた方がいました。私が写真を見ると、確かに古い機種でしたが、現行の標準的な給湯器を取り付けるスペースは十分にありました。私はすぐに標準在庫品を持って現場へ急行し、フレキ管を使って配管位置を調整し、総額15万円以下で工事を完了させました。
「適合機種がない」というのは、知識のない業者が面倒な工事を避けるための嘘であることが多いのです。私は、物理的に設置不可能でない限り、絶対に「できません」とは言いません。
また、私たちは水俣エリアでの緊急対応のために、需要の多い「LPガス用・20号・壁掛け・オートタイプ」などの売れ筋機種を自社倉庫に常時ストックしています。メーカーの正規ルートを待っていたら日が暮れますが、自社在庫なら即日対応が可能です。
もし、どうしても純正品の在庫がない特殊なケースでも、私は「仮設設置」という提案をします。これは、在庫にある標準的な給湯器を一時的に設置して、お湯だけ出るようにする処置です。見た目は少し不格好になるかもしれませんが、その日の夜からお風呂には入れます。そして、本命の機種が入荷してから、改めて本工事を行うのです。この「二度手間」を嫌がる業者が多いですが、お客様の「今日お湯を使いたい」という願いを叶えるのが、プロの仕事だと私は考えています。

工事の流れ:水俣市全域対応!お問い合わせから工事完了まで、最短ルートを駆け抜けます

ご依頼はシンプルです。面倒な手続きは一切ありません。まずはお電話かメールフォームからご連絡ください。「お湯が出ない」「異音がする」「リモコンがつかない」など、症状をお伝えいただければ、その場で概算のお見積もりと、最短の工事可能日をお伝えします。
現在設置されている給湯器の品番(本体のシールに記載されています)を教えていただければ、より正確な提案が可能です。もし品番がわからなくても、スマホで「給湯器の全体」「配管部分」「銘板(シール)」の写真を撮って送っていただければ、熟練のスタッフが一目で判断します。この写真判定の精度には自信があります。現場に行かなくても、写真一枚で配管の腐食具合や追加部材の必要性まで見抜きます。
工事当日は、古い給湯器の撤去から新しい給湯器の設置、ガス漏れ検査、試運転、そして操作説明まで、すべて責任を持って行います。もちろん、撤去した古い給湯器は私たちが持ち帰り、適正に処分いたしますので、お客様の手を煩わせることはありません。
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よくあるご質問
- Q. 水俣市の海沿いに住んでいますが、本当に塩害仕様でなくても大丈夫ですか?
- 設置場所によります。雨風が直接当たらない場所や、屋内に設置する場合は標準仕様で全く問題ありません。屋外で潮風が直撃する場所でも、納期待ちのリスクを避けて標準仕様を選び、現場での防錆コーティングや配管カバーの設置、ステンレスビスへの変更を行うことで、十分に耐久性を高めることができます。現地を見て正直にお答えします。
- Q. 他社で「在庫がないので1ヶ月待ち」と言われました。なんとかなりませんか?
- 諦める前にご相談ください。私たちは特定のメーカーに縛られず、ノーリツ、リンナイ、パロマなど全メーカーを扱っています。また、壁掛け・据え置きなど設置方式を変えることで取り付け可能な在庫を確保できるケースが多々あります。独自のネットワークで、最短即日の対応を目指します。
- Q. 工事費込みと書いてありますが、後から追加料金はかかりますか?
- 基本的にありません。事前にいただいた写真とお話に基づいて作成した「確定見積もり」から、工事当日に不当な追加請求をすることは一切ありません。ただし、壁の中の配管が腐っていて工事ができないなど、不可視部分の重大な欠陥が見つかった場合は、作業前に必ずご相談し、納得いただいてから進めます。勝手に作業して請求することはありませんのでご安心ください。


