裾野市の給湯器交換、富士山麓の「極寒」をナメている業者が多すぎます
初めまして。給湯器交換の現場一筋25年、職人の大塚です。
裾野市にお住まいの皆さん、今、このページをご覧になっているということは、まさに「お湯が出ない」「給湯器から水漏れしている」「異音がする」といったトラブルに直面し、不安な時間を過ごされていることとお察しします。特に冬場の裾野市において、お湯が使えないというのは単なる不便を超えて、生命に関わるほどの緊急事態です。
私はこれまで、静岡県東部を中心に数えきれないほどの現場を経験してきましたが、はっきり申し上げます。裾野市は、給湯器にとって「県内屈指の過酷な環境」です。標高の高さから来る冬の冷え込み、富士山からの吹き下ろし、そして夜間の急激な気温低下。これらは、一般的な市街地向けの施工マニュアルでは太刀打ちできない「凍結リスク」を孕んでいます。
しかし、インターネットで「裾野市 給湯器交換」と検索して出てくる業者の多くは、東京や神奈川、あるいは静岡市内に拠点を置くWEB集客専門の会社です。彼らは画面上でこそ「静岡県全域対応」「最短30分」と謳っていますが、実際に裾野の現場に来るのは、地元の事情を全く知らない下請けのアルバイト感覚の職人だったりします。彼らは、裾野の冬の恐ろしさを知りません。平野部と同じ感覚で、薄い保温材を適当に巻き、凍結防止ヒーターも入れずに帰っていきます。
その結果、何が起きるか。設置からわずか1年や2年で配管が破裂し、水浸しになるのです。「安く交換できた」と喜んでいたお客様が、真冬の夜中に絶望する姿を、私は何度も見てきました。私は、そんな無責任な仕事が許せません。お湯が出なくて困っているお客様の弱みに付け込んで、手抜き工事をするような真似は絶対にしたくありません。
これからお話しするのは、ネット上の綺麗な広告には絶対に書かれていない、給湯器交換の「泥臭い真実」です。なぜ裾野市では「激安」を売りにする業者を選んではいけないのか、どうすれば10年間安心して使える給湯器を手に入れられるのか。この長い記事を読み終える頃には、あなたが選ぶべき答えが明確になっているはずです。
【裾野市の価格事情】「ネット最安値」の裏にある、寒冷地特有の追加料金と手抜きの罠
一般論：Web広告の激安価格とコミコミ表示のメリット
給湯器交換を検討する際、多くのユーザーがまず行うのがインターネットでの価格比較です。「給湯器 交換 激安」などのキーワードで検索すると、メーカー希望小売価格の70%〜80%OFFという驚異的な割引率を提示する業者が多数見つかります。これは、全国展開する大手ネット業者が、メーカーから数千台単位で一括仕入れを行うことで原価を極限まで抑え、店舗を持たずにWeb集客に特化することで固定費を削減しているため実現できる価格設定です。
また、これらのサイトでは「商品代金＋工事費＋処分費」をすべて含んだ「コミコミ価格」を表示していることが一般的です。ユーザーにとっては、最終的に支払う金額が明確であり、予算の目安が立てやすいというメリットがあります。さらに、LINEやメールで写真を送るだけで見積もりが完結する「非対面見積もり」も普及しており、忙しい現代人にとっては非常に利便性が高いサービスと言えます。相見積もりを取る際も、このコミコミ価格を基準に比較することが賢い消費者行動とされています。
現場の真実：裾野は「極寒地仕様」が必須。標準工事費だけで済むわけがない
「ネットで6万円台と書いてあったのに、見積もりを取ったら『寒冷地対策費』でプラス3万円と言われた」
裾野市須山のお客様から、こんな怒りの相談を受けたことがあります。これがネット業者の手口です。
彼らのサイトに載っている「標準工事費」は、あくまで東京や大阪の、雪も降らず凍結もしない温暖な地域を基準に設定されています。しかし、裾野市、特に標高の高いエリアや山間部では、標準工事の内容だけでは給湯器を守り切れません。まともな業者が現地を見れば、必ず「凍結防止ヒーターの設置」や「配管の断熱強化」が必要だと判断します。これを正直に見積もりに加えると、当然ながらネットの表示価格よりも高くなります。
問題なのは、現地調査に来た下請け職人が、契約を取りたいがために、これらの必須工事を「あえて提案しない」ケースがあることです。安く見せるために、裾野の冬に耐えられない「標準仕様」のまま取り付けて帰るのです。あるいは、工事当日になって「あ、これ凍りますね。ヒーター巻かないと保証できませんよ」と、断れない状況で高額な追加料金をふっかけてくる悪質な業者もいます。
また、裾野市は都市ガス（静岡ガス）のエリアと、プロパンガスのエリアが混在しています。特に古い団地や別荘地では、配管の取り回しが複雑で、標準の部材では接続できないケースも多々あります。激安業者の職人は、手持ちの安い部材で何とか繋ごうと無理をします。規格外のパッキンを使ったり、ガス管を強引に曲げたりして施工します。その時は良くても、数年後にガス漏れや水漏れの原因になります。
私が提示する見積もりは、最初から「裾野仕様」です。凍結防止ヒーター、二重の保温材、耐寒性のあるコーキング。これらを全て含んだ「適正価格」を提示します。後から「追加で〇〇円」なんて口が裂けても言いません。安物買いの銭失いになりたくなければ、目先の数字だけでなく、その見積もりが「裾野の冬」を想定しているかどうかを確認してください。
【機種選定の落とし穴】エコジョーズの「ドレン凍結」と、水温が低い地域の号数選び
一般論：高効率給湯器エコジョーズと号数の選び方
近年、給湯器市場のスタンダードとなっているのが「エコジョーズ」です。これは、従来型給湯器では捨てていた約200℃の排気熱を再利用して水を予熱する仕組みで、熱効率を約95%まで高めています。これにより、ガス使用量を約10〜15%削減でき、CO2排出量も減らせるため、環境にも家計にも優しい給湯器として推奨されています。初期費用は従来型より高くなりますが、毎月のガス代が安くなるため、数年で元が取れる計算になります。
また、給湯器の能力を表す「号数」選びも重要です。号数は「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出せるか」を示します。4人家族であれば、シャワーとキッチンでの同時使用を想定して24号が推奨され、2人暮らしなら20号、単身なら16号が目安となります。適切な号数を選ぶことで、冬場でも湯量が安定し、快適な入浴が可能になります。機能面では、自動湯張りや追い焚きができる「オート」や、配管洗浄まで行う「フルオート」が人気です。
現場の真実：裾野でエコジョーズをつけるなら、排水管にヒーターを巻かないと死ぬぞ
「ガス代が安くなりますよ」という営業マンの言葉を鵜呑みにして、裾野市の山側エリアで安易にエコジョーズを選ぶのは自殺行為です。なぜなら、エコジョーズには致命的な弱点があるからです。
エコジョーズはお湯を作る過程で、酸性の凝縮水（ドレン排水）が発生します。これを下水に流すための排水管工事が必須なのですが、この「排水管」こそが最大のトラブルメーカーです。裾野市の冬の夜間、気温は平気で氷点下5度、10度まで下がります。配管の中をチョロチョロと流れる少量の水は、あっという間に凍りつきます。排水管が凍って出口が塞がれると、行き場を失った水が給湯器内部に逆流し、コンピューター基板を水没させます。すると、給湯器はエラーコード「290」を表示して緊急停止します。一番寒い、一番お湯が必要な朝に、給湯器がただの鉄の塊になるのです。
私は、裾野市のお客様にエコジョーズを提案する場合、排水管に「凍結防止ヒーター」を巻き付けることを絶対条件にしています。これをやらないと、ひと冬も越せません。もし、電源の確保が難しい場合や、北風が直撃する場所にしか設置できない場合は、あえて「従来型（非エコジョーズ）」を強くおすすめします。「ガス代の節約」よりも「冬にお湯が止まらない安心」の方が、生活においてはるかに重要だからです。
また、号数選びについても一言。裾野市は、元々の水道水の温度が非常に低い地域です。真冬の水温は一桁台前半になります。水温が低いと、お湯にするために必要なガスパワーが増大します。温暖な地域なら20号で足りる使い方でも、裾野の水温でお湯をガンガン作ろうとすると、20号ではパワー不足でシャワーの勢いが弱くなることがあります。ご家族が多い場合や、シャワー圧にこだわりたい方には、私は迷わず24号を推します。カタログスペックの「目安」は、あくまで標準的な地域の話です。裾野には裾野の基準があります。
さらに、プロパンガス（LPG）の在庫問題についても触れておきます。裾野市はプロパンガスの世帯が多いですが、ネット業者の在庫は都市ガス用がメインです。「在庫あり」と書いてあっても、電話したら「プロパン用は取り寄せで1週間待ち」と言われるのはこのためです。私は、裾野のお客様のために、プロパンガス用の主要機種（リンナイ・ノーリツ）を常に自社倉庫に確保しています。凍えているお客様を待たせるわけにはいきません。
【施工品質の差】10年後の未来を変える、見えない部分への「職人の執念」
一般論：資格の有無と長期保証の重要性
ガス給湯器の交換工事は、ガス漏れや火災などの重大事故を防ぐため、法律で定められた有資格者が行う必要があります。「液化石油ガス設備士」や「ガス機器設置スペシャリスト（GSS）」、「簡易内管施工士」などの資格を保有しているかどうかが、業者選びの最低条件です。ホームページに許認可番号や資格証が掲載されているかを確認しましょう。
また、施工後のトラブルに備えて「保証」も重要です。メーカー保証は通常1〜2年ですが、多くの施工店では独自の「工事保証」を5年〜10年つけています。保証期間が長ければ長いほど、万が一の不具合の際に無償で修理してもらえるため、安心感につながります。大手企業やリフォーム会社であれば、倒産のリスクも低く、長期的なメンテナンスも期待できるでしょう。
現場の真実：保証書なんてただの紙切れ。本当の安心は「保温材の二重巻き」にある
資格を持っているのは当たり前です。無免許の医者に手術を頼みますか？頼みませんよね。しかし、この業界には「資格を持っているだけのペーパードライバー」や、資格者の名義だけ借りて無資格のアルバイトに施工させる悪質な業者が存在します。
私が裾野市の現場で他社の施工跡を見て、最も怒りを覚えるのが「保温工事の手抜き」です。給湯器の配管には、凍結防止のために保温材（断熱材）を巻きます。マニュアルでは「配管に巻くこと」としか書いてありません。だから、レベルの低い職人は、配管の直線部分だけサッと巻いて、継ぎ目やバルブ周りの「巻きにくい部分」を剥き出しのまま放置します。さらに、キャンバステープも隙間だらけでスカスカです。
裾野の冬の寒風は、その数センチの隙間を見逃しません。そこから冷気が入り込み、配管を凍らせ、最悪の場合は破裂させます。金属のバルブ部分が錆びて腐食し、水漏れの原因にもなります。私は、裾野市の現場では、標準仕様よりも厚手の保温材を使用し、さらにその上からもう一度保温材を巻く「二重巻き」を行うこともあります。バルブ周り専用の保温部材を使い、その上からテープを、水が入り込まないように下から上へと重ねて巻き上げます。壁との接続部分にはコーキング（防水材）を分厚く充填し、雨水や隙間風を完全にシャットアウトします。
「保証10年」という甘い言葉にも騙されないでください。その保証、どこまでカバーしていますか？「パッキン等の消耗品は除く」「天災（凍結など）は除く」と書かれていませんか？一番起こりやすい凍結による破損が保証対象外なら、そんな保証は紙屑同然です。私の施工は、そもそも凍結させない、水漏れさせないための予防措置を過剰なまでに行うため、保証書を使う機会すら与えません。それが、職人としての本当の責任の取り方だと信じているからです。
プロが諦めた現場、他社が断った難工事、プロパンガスの複雑な配管。それらを「何とかする」のが私の仕事です。綺麗なホームページや営業マンのスマイルではなく、凍てつく現場で手を動かす職人の技術を信じてください。
ご依頼から工事完了までの流れ：裾野市内なら最短ルートで駆けつけます
お問い合わせから工事完了まで、一切の無駄を排除したスムーズな対応をお約束します。裾野市の地理を知り尽くしているからこそできる、迷いのないスピード対応です。
- お問い合わせ（電話・フォーム）
まずはお電話かメールフォームからご連絡ください。現在お使いの給湯器の全体写真と、本体に貼ってある型番シールの写真を送っていただけると、より正確な即時見積もりが可能です。スマホで撮影して送るだけでOKです。
- 現地調査・お見積り
原則、現地調査を行いますが、お急ぎの場合や写真で状況が明確な場合は、その場でお見積り金額を確定させます。後から追加料金が発生することは一切ありません。裾野市内であれば、最短で当日中の調査も可能です。 - 工事日程の調整
在庫がある商品は、即日工事の枠を確保します。プロパンガス用や特殊な排気バリエーションの商品も、独自のルートで最短で確保します。お客様の都合に合わせて、土日祝日の工事も承ります。 - 交換工事・凍結対策施工
工事時間は通常2〜3時間程度です。既存機器の撤去、新規設置、配管接続、そしてこだわりの保温・凍結対策工事まで一貫して行います。工事後は、お湯張りや追い焚きの動作確認を徹底し、ガス漏れ検査も入念に行います。 - 操作説明・お支払い
新しいリモコンの使い方を分かりやすく説明します。機械操作が苦手なご高齢の方にも、何度でも丁寧にお教えします。全て完了し、お湯が出ることを確認していただいてからのお支払いです。
お問い合わせ（24時間365日）
電話・フォームで即手配
よくあるご質問（FAQ）
- Q. 裾野市の須山・十里木エリアですが、出張費は高くなりますか？
- A. いいえ、いただきません。私たちは地域密着で活動しており、裾野市は全域標準対応エリアです。山間部や別荘地だからといって、ガソリン代や高速代を別途請求することは一切ありません。最初にご提示したお見積り金額が全てですので、安心してお問い合わせください。
- Q. プロパンガス（LPG）を使っていますが、在庫はありますか？
- A. はい、常時確保しています。裾野市はプロパンガス利用者が非常に多いため、私たちは都市ガス用だけでなくLPG用の給湯器も主要メーカー（リンナイ・ノーリツ）のものを取り揃えています。万が一在庫切れの場合でも、メーカーとの直接取引で最短で取り寄せます。
- Q. 凍結して配管が割れてしまいました。給湯器ごとの交換が必要ですか？
- A. 必ずしも本体交換が必要とは限りません。配管部分だけの補修で済む場合もあります。ただし、給湯器本体内部の銅管まで破損している場合は交換が必要になります。現場で状況を確認し、最も安く、かつ安全に直せる方法をご提案します。無理やり新品を売りつけるようなことはしません。
