柳川市で給湯器交換をご検討中の皆様へ。有明海の潮風と掘割の街で25年、その高額見積もりに「待った」をかけます。
柳川市の皆様、こんにちは。給湯器交換の現場一筋25年、職人の大塚です。
「水郷・柳川」として知られ、縦横に走る掘割（お堀）と川下りで有名なこの美しい街。しかし、私たち設備屋の視点から見ると、柳川市は給湯器にとって非常に「過酷」かつ「施工難易度が高い」エリアでもあります。
有明海から吹き付ける塩分を含んだ潮風による塩害、掘割沿いの狭い路地や車両が入らない住宅地、そして古くからの商家や日本家屋に残る老朽化した配管。
「お湯が出ない！」
ある日突然訪れるこのトラブルに、多くの方がパニックになり、慌ててスマホで検索をかけます。そして、一番上に出てきた業者や、昔からの付き合いというだけで地元のガス会社に電話をし、「在庫がないから1ヶ月待ち」「特殊な場所だから高額になる」といった現実に直面することになります。
私は現場の人間として、ハッキリと言わせていただきます。
今の給湯器業界、特にネット上の情報は「綺麗事」ばかりです。「最新機種がお得」「エコジョーズで節約」…そんな甘い言葉の裏で、本来なら必要のない高額な商品を売りつけられたり、修理で直るはずの故障で交換を迫られたりするケースが後を絶ちません。
特に柳川市のような地域では、「ここまで来るのに出張費がかかる」「車が入らないから追加料金が必要」と足元を見られることもあります。
今日は、そんな業界の欺瞞を全て剥ぎ取り、私が現場で見てきた「本当に損をしない給湯器交換の真実」をお話しします。これから書くことは、他の業者は絶対に教えたがらない「不都合な真実」かもしれません。しかし、あなたの大切なお金と生活を守るために、私は本音で語ります。
【価格の真実】「今と同じ機種」への交換は思考停止。生活に合わせた「減築（ダウングレード）」で10万円以上安くなる理由
【一般論】メーカー推奨の「後継機種」を選べば安心という定説
インターネットで「給湯器 選び方」と検索すると、どのサイトにも判で押したようにこう書かれています。
「現在設置されている給湯器の型番を確認し、同じ能力（号数）、同じ機能（オート・フルオート）の後継機種を選びましょう」。
これが業界の「セオリー」であり、最も無難な提案です。大手ガス会社や家電量販店のリフォームコーナーに行けば、担当者は必ず現在使用中の機種を確認し、カタログからスペックが全く同じ最新機種を選定します。
彼らの言い分はこうです。「今まで24号を使っていたのなら、次も24号にしないとシャワーの勢いが弱くなるかもしれません。フルオートを使っていたなら、オートにランクダウンすると不便を感じますよ。だから、同じランクの最新機種、できれば省エネ性能が高い『エコジョーズ』にしましょう」。
提示される見積もりは、定価40万円以上のハイスペック機。値引きが入っても、工事費込みで20万円台後半から30万円を超えることが珍しくありません。お客様も「プロが言うなら間違いないだろう」「安物買いの銭失いにはなりたくない」と、その提案を受け入れてしまいます。これが、日本の給湯器交換市場の9割を占める「常識」です。
【現場の真実】子供は独立し、床暖房は使っていない。ライフスタイルの変化を無視した「同等品提案」はただの搾取だ
「今までと同じでいいですか？」と聞く業者は、ハッキリ言って二流、いや三流です。私はそんなマニュアル通りの仕事は絶対にしません。
なぜなら、家を建てた20年前、30年前と現在では、そこに住むご家族のライフスタイルが激変していることがほとんどだからです。
具体的なエピソードをお話ししましょう。柳川市大和町にお住まいの60代ご夫婦、A様のケースです。
築30年の一戸建て。新築当時は高校生と中学生のお子さんが2人いて、毎日部活で泥だらけになって帰ってきてはシャワーを浴び、お母さんが夕食の支度でお湯を使い、お父さんが夜遅くにお風呂を沸かす…という生活でした。だからこそ、当時の設備屋は「24号のフルオート（お湯張り、足し湯、配管洗浄まで全自動）」というハイスペックな給湯器を設置しました。
しかし現在は、お子さんたちは進学・就職で福岡市内や東京へ出て独立し、広い家にご夫婦二人暮らし。お風呂に入る時間もバラバラで、シャワーとキッチンで同時にお湯を大量に使うことなど滅多にありません。
それなのに、某大手ガス会社は「今までが24号ですから」と、再びオーバースペックな24号フルオートを見積もってきました。総額は35万円。
私は現場を見て、A様にこう提案しました。
「A様、今はご夫婦お二人ですよね。24号なんていりません。20号に下げましょう。そして、フルオート機能もいらないでしょう？ お湯が溜まれば勝手に止まる『オート』タイプで十分です。たし湯ボタンを押す手間なんて1秒もかかりません。これで機器代だけで7万円安くなります」
さらに、もっと悪質なのが「暖房機能付き給湯器」の押し売りです。
新築時に「将来のために」と床暖房や浴室乾燥機に対応した大型の熱源機がついているご家庭があります。しかし、実際には「ガス代がもったいないから床暖房なんて一度も使ったことがない」「浴室乾燥機もただの換気扇としてしか使っていない」というお宅が山ほどあります。
それなのに、交換時期になると業者は「暖房機能付きがついていますから、同じタイプが必要です」と言って、高額な暖房給湯器を見積もってきます。これは詐欺に近い行為だと私は思っています。
「今後も床暖房を使わないなら、暖房機能をカットした『ただの給湯器』に交換すればいいんです。それだけで15万円は浮きますよ」
私がこう伝えると、お客様は驚き、そして「そんなこと教えてくれたのは大塚さんだけだ」と感謝されます。
逆に、「とにかく安く」というお客様の言葉を鵜呑みにして、必要な機能まで削るのも素人の仕事です。
以前、他社で交換したというお客様から相談を受けたことがあります。「一番安いのでいい」と言ったら、お湯張り機能すらない「給湯専用機」をつけられてしまったそうです。蛇口からお湯を出して浴槽に溜め、溢れないように見張っていなければならないタイプです。
「こんなに不便になるなんて聞いていない！」と怒っていらっしゃいましたが、それは業者のヒアリング不足です。
お客様の「安くしたい」という言葉の裏には、「今の便利さは維持したままで」という暗黙の了解があることが多い。それを読み取らずにスペックダウンするのは、ただのあくどい商売です。
私は、お客様の家族構成、お風呂の入り方、将来の計画（二世帯になる予定はあるか、など）を徹底的にヒアリングします。その上で、「ここは削れる」「ここは譲らない方がいい」と、プロとして取捨選択を代行します。
柳川市の皆様は、実直で賢い方が多い印象です。見栄や惰性で無駄な機能に何十万円も払う必要はありません。あなたの今の生活に「ジャストサイズ」な給湯器を選ぶこと。これこそが、他社の「激安キャンペーン」よりも確実に総額を抑える、唯一の正攻法なのです。
【地域特有の罠】有明海の「塩害」と「納期」のジレンマ。待たずにお湯を出す現場の裏技
【一般論】海沿いは「塩害仕様」が必須。納期がかかるのは仕方ない？
柳川市は有明海に面しており、海からの風が届くエリアが多く存在します。特に干拓地周辺や海沿いの地域では、家電製品や車と同様に、給湯器も潮風には弱いです。外装の塗装が劣化しやすく、内部の金属部品が錆びて腐食すると、故障の原因になります。
そのため、メーカーのカタログには「塩害仕様（耐塩害仕様）」というオプションが用意されています。これは、本体の塗装を強化し、防錆処理を施した特別モデルです。海から300メートル以内、あるいは1キロメートル以内の地域にお住まいの場合、メーカーや多くの施工店は、この「塩害仕様」の給湯器を選ぶことを推奨します。
しかし、ここには大きな問題があります。それは「納期」です。塩害仕様は基本的に受注生産品のため、発注してから納品されるまでに1ヶ月〜2ヶ月かかることが一般的です。
多くの業者はこう言います。「お客様の家は海が近いので、塩害仕様じゃないとダメです。商品は2ヶ月後に入荷するので、それまでお待ちください」。
お湯が出なくて困っているのに、2ヶ月も待てるわけがありません。しかし、真面目な業者ほどマニュアル通りにこの対応をしてしまい、お客様を苦しめてしまうのです。
【現場の真実】「2ヶ月待ち」なんてありえない！「パネルスワップ方式」と「凍結」の誤解
お風呂に入れない生活を2ヶ月続けろ？ そんな提案、私は絶対にしません。
柳川市のような塩害地域で、私たちが実践している「裏技」をお教えします。それは、とりあえず在庫にある「標準仕様」の給湯器を取り付けて、即日お湯を使えるようにし、後から「側（ガワ）」だけを取り替えるという方法です。
具体的にはこうです。
まず、お問い合わせいただいたその日に、在庫している一般的な給湯器を持って伺い、設置工事を行います。これで、その日からお風呂に入れます。お客様の一番の悩みである「お湯が出ない」はこれで解決です。
そして同時に、メーカーに「塩害仕様の配管カバー」や「外装パネル」だけを発注しておきます。1〜2ヶ月後、忘れた頃に塗装された部材が届いたら、再度お伺いして、外側のパネルだけを「着せ替え」するのです。中身の機械は標準も塩害も同じですから、性能には全く問題ありません。
この「時間差攻撃」こそが、現場でお客様の生活を守るための工夫です。カタログやマニュアルしか見ていない業者には、この発想が出てきません。「納期がかかるから待ってください」と平気で言う業者と、「まずは今日お湯を出しましょう。塩害対策は後で完璧に仕上げます」と言う業者。どちらが本当にお客様のことを考えているか、答えは明白です。
また、柳川市でもう一つ気をつけたいのが「凍結」です。九州とはいえ、内陸からの風や放射冷却で、冬場には氷点下になる日もあります。
寒い日の朝、「お湯が出ない！」と慌てて電話をかけてくるお客様がいらっしゃいますが、ここで悪徳業者は「給湯器が壊れましたね、交換です」と言って契約を迫ります。
しかし、ちょっと待ってください。マイナス15度を下回るような極寒地でない限り、柳川のような平野部では、凍結で給湯器本体が「壊れる」ことは稀です。単に配管の中の水が凍って詰まっているだけで、機械自体は無事なケースがほとんどなのです。
こういう時は、気温が上がって自然に解凍するのを待つのが正解です。お昼頃になれば、何事もなかったようにお湯が出ることが多々あります。メーカーも保証会社も、凍結は「故障」とは認めず、修理対応もしないのが通例です（溶ければ直るからです）。
もし、大雪や寒波の直後にお湯が出なくなっても、慌てて交換を決めないでください。まずは私たちに電話してください。状況を聞けば、「それは凍結だから待ちましょう」と適切なアドバイスができます。売上のために嘘をついて交換させるようなことは、私のプライドが許しません。
【技術と信頼】「車が入らない」「錆びて外れない」…他社が逃げ出す柳川の現場こそ、私の出番です
【一般論】「対応エリア：福岡県全域」と書いてあっても、実際は断られる現実
多くの給湯器交換業者のホームページには、「対応エリア：福岡県全域」「柳川市対応」と書かれています。しかし、実際に問い合わせてみるとどうでしょうか。
「柳川市のそのエリアだと、出張費が別途かかります」「現在、担当者が手一杯で来週になります」「道が狭いと工事車両が入れないのでお断りします」
これが現実です。特にネット集客を中心とする格安業者は、効率の良い都市部の案件を優先し、移動に時間がかかる地域や、設置が面倒な現場を敬遠する傾向があります。
また、「資格を持ったスタッフが伺います」というのも当たり前の謳い文句ですが、その資格者が「どんな現場でも対応できる」とは限りません。簡単な交換作業しかできない「にわか職人」も多く、少しでも設置状況が特殊だと「うちではできません」と帰ってしまうことがあります。
【現場の真実】掘割沿いの狭い道も、錆びついた鉄管もドンと来い。断らない執念がプロの証
私は、「断らない」ことを信条にしています。お客様から「もういいです」と言われない限り、私は絶対に諦めません。
柳川市には、掘割（クリーク）沿いに建つ家や、昔ながらの狭い路地が多く残っています。
「車が入らないので搬入費3万円追加です」「川沿いで足場がないので工事できません」
他社でそう言われて途方に暮れていたお客様から、数え切れないほどのSOSを受けてきました。
私は言います。「車が入らない？ 台車で運べばいいだけでしょ」。
私たちは、車が入らない現場には台車を持ち込み、階段があれば給湯器を背負って登ります。重量30キロを超える給湯器を担いで、数百メートルを歩く。確かにキツイ仕事です。でも、そこにお湯が出なくて困っている人がいるなら、それが私たちの行くべき現場です。
追加料金？ 基本的にはいただきません。それがプロとしての体力作りだと思っていますから。
また、柳川特有の「古い配管」の問題もあります。
築40年、50年という古い建物では、給湯器と水道管を繋ぐ配管が「鉄管」で、長年の使用で完全に錆びついて固着していることがよくあります。
普通の職人は、これを無理やり外そうとして配管を折り、「配管工事からやり直しになるので数十万円かかります」と請求したり、「触ると壊れるので工事できません」と帰ってしまったりします。
私は違います。錆びついた鉄管を見た瞬間、「これは普通には外れない」と判断し、専用の工具で慎重に切断して、新しいネジ山をその場で作り直す（ねじ切り）技術を持っています。
他社が「できない」と言って逃げ出した現場を、何食わぬ顔で完了させる。これこそが、私が25年間、現場で生き残ってきた理由です。
「他社に断られた」「在庫がないと言われた」「遠いから行けないと言われた」。
そんな時こそ、私にご連絡ください。柳川市だろうがどこだろうが、私は必ず解決策を持って駆けつけます。それが、25年間現場に立ち続けてきた男のプライドだからです。
給湯器交換工事の流れ
お問い合わせから工事完了までの流れは、徹底的に無駄を省いています。
まずはお電話かメールフォームでご連絡ください。その際、現在お使いの給湯器の全体写真と、型番が書かれたシールの写真を送っていただけると、より正確でスピーディーな見積もりが可能です。
写真があれば、現地調査なしで確定見積もりをお出しできるケースが8割以上です。柳川市エリアであれば、在庫状況にもよりますが、最短で即日の工事も可能です。
工事時間は通常2時間〜3時間程度。古い給湯器の撤去から、新しい配管の接続、ガス漏れ検査、試運転まで一気に行います。もちろん、取り外した古い給湯器は無料で回収・処分いたします。
「今日はお風呂に入れないかも…」という不安を、「あぁ、助かった！」という安堵に変えるために、私たちは全力を尽くします。
お問い合わせ（24時間365日）
電話・フォームで即手配
よくある質問（FAQ）
- Q. 柳川市の海沿いですが、塩害仕様じゃなくても大丈夫ですか？
- A. 海岸から近い地域では塩害仕様を強く推奨します。ただし、記事内でもお話しした通り、塩害仕様は納期がかかるため、お急ぎの場合は「まずは標準品を設置し、後日カバーだけ塩害仕様に交換する」という対応も可能です。現地を見て最適な判断をさせていただきます。
- Q. 家が古くて、他社に「配管が錆びているから工事できない」と断られました。
- A. お任せください。記事内でも触れましたが、錆びついた鉄管も専用の技術（ねじ切り）で対応可能です。古い家屋の施工実績は豊富にありますので、他社に断られた案件でも99%解決できます。まずは現地を見せてください。
- Q. 支払い方法は選べますか？
- A. 現金でのお支払いのほか、各種クレジットカード、リフォームローンでのお支払いも可能です。急な故障で手持ちがない場合でも、柔軟に対応いたしますのでご相談ください。
