見積もりだけでも来てくれますか？

はい、もちろんです。現地調査・お見積もりは無料で行っております。他社様との相見積もりも歓迎です。

土日や祝日でも工事してもらえますか？

はい、365日休まず営業しております。急な故障でもご遠慮なくご連絡ください。

支払い方法は何がありますか？

現金、各種クレジットカード、銀行振込、ローン決済などに対応しております。

【枕崎市】で石油給湯器交換の相場のお問い合わせなら安心の生活案内所へ

給湯器交換の現場に立ち続けて25年。「生活案内所」現場責任者の大塚です。

毎朝、現場に向かう車の中で考えることがあります。「今日のお客様は、あと何年この家にお住まいだろうか？」と。

もし、あと10年住むなら、今の工事は10年持たなければ意味がありません。しかし、ネットで「激安」を謳う業者の施工を見ると、3年で配管の保温材がボロボロになり、5年目の寒波で破裂するような現場を嫌というほど見てきました。

特にここ枕崎市は、南国鹿児島のイメージとは裏腹に、冬の「風」が配管を凍らせます。東京や大阪の基準で工事をすれば、間違いなく痛い目を見ます。今日は、ネットの綺麗な広告には決して書かれていない、現場の汗と油の匂いがする「一次情報」をお話しします。

枕崎市の石油給湯器交換、費用の「リアルな相場」とネット価格の罠

単刀直入に言います。インターネットで検索して出てくる「工事費込み◯◯円！」という表示価格。あれを枕崎市でそのまま信じてはいけません。

なぜなら、あの価格は「関東や関西の都市部」を基準にした、いわば「標準工事」の価格だからです。私たち現場の人間から言わせれば、あの価格で枕崎の冬を越せる工事をするのは物理的に不可能です。

ネット最安値には含まれない「付帯工事費」の正体

皆さんが一番気になるのは「総額いくらかかるのか」でしょう。しかし、安易に最安値の業者に飛びつくと、後で必ず後悔します。その理由は「保温工事」の質にあります。

通常の標準工事費に含まれる保温工事というのは、配管に薄い保温材を巻いて、キャンバステープで止めるだけの簡易的なものです。東京や大阪ならそれでも良いかもしれません。しかし、枕崎市は違います。

海からの風が吹き付けるこの地域では、気温が氷点下にならなくても、風冷却効果で配管が凍結します。私は枕崎の現場では、必ず「凍結防止ヒーターの巻き直し」と「二重保温」を行います。

既存のボロボロになったテープを全て剥がし、ヒーター線が断線していないかテスターでチェックし、必要なら新しいヒーターを隙間なく巻き直す。その上から高密度の保温材を巻き、さらに耐候性のあるテープで仕上げる。これだけで、熟練の私でも2時間は余計にかかります。

この「見えない2時間」の手間を惜しんで安く済ませるか、数万円の追加費用を払ってでも10年安心を買うか。見積書に「保温工事一式」とだけ書かれていたら、必ず業者に聞いてください。「ヒーターの点検と巻き直しは含まれていますか？」と。

【直圧式・貯湯式】失敗しない価格の目安

では、適正な工事をした場合のリアルな相場をお伝えします。安すぎず、高すぎない、プロが責任を持って施工できる価格帯です。

これらは全て「コミコミ価格」ですが、先ほどお伝えした枕崎仕様の施工を含んだ価格です。これより極端に安い場合は、何かが削られていると思ってください。

「寒冷地仕様」を選べば安心？枕崎市の冬を舐めてはいけない

よくお客様から「寒冷地仕様の給湯器を選べば凍結しませんよね？」と聞かれます。AIに聞いても「寒い地域では寒冷地仕様を選びましょう」と答えるでしょう。しかし、現場の実感として言わせていただきます。

給湯器本体が寒冷地仕様でも、配管は凍ります。

AIには答えられない「風」と「凍結」の関係

メーカーが定義する「寒冷地仕様」というのは、主に本体内部に凍結予防ヒーターが内蔵されていたり、水抜き栓の構造が違ったりするものです。しかし、実際に凍結破裂事故が起きるのは、本体ではなく「本体に繋がる給水管」や「給湯管」の露出部分です。

特に枕崎のような地域では、家の北側に給湯器が設置されていることが多く、そこに冬の北風が直撃します。この「風」が厄介なのです。気温がマイナス1度でも、風速5メートルの風が吹き続ければ、配管の表面温度はあっという間にマイナス5度以下まで下がります。

氷点下の朝、私の携帯が鳴り止まない理由

数年前の大寒波の日、朝6時から私の携帯は鳴りっぱなしでした。「お湯が出ない」「配管から水が噴き出している」という悲鳴のような電話です。

駆けつけると、多くの現場で共通点がありました。それは「バルブ周りの保温不足」です。バルブ（蛇口）の部分は形状が複雑で、保温材を巻くのが難しい。だから安い業者は、ここを適当なテープでぐるぐる巻きにするだけで終わらせます。そこから冷気が入り込み、金属のバルブが氷点下に冷やされ、中の水が凍って膨張し、真鍮のバルブを内側から引き裂くのです。

私たちは、このバルブ周り専用の保温カバーを使うか、あるいは成形した保温材を隙間なく充填します。これをやるだけで、凍結リスクは激減します。「寒冷地仕様の機械」を買うのではなく、「寒冷地を知り尽くした職人の腕」を買ってください。