こんにちは。給湯器交換の現場に立ち続けて25年、生活案内所の大塚です。
突然ですが、香川県仲多度郡多度津町にお住まいの皆さん。「ネットで一番安い給湯器を見つけたから、これで工事してほしい」と業者に頼んで、当日になって「この地域では追加工事が必要です」と数万円上乗せされた経験はありませんか？
あるいは、数年前に安く交換したはずの給湯器が、冬の寒い朝に限ってエラーを出して動かなくなり、冷たい水で顔を洗う羽目になったことは？
私はこれまで、そんな「安物買いの銭失い」になってしまったお客様からのSOSを数え切れないほど受けてきました。特に多度津町のような地域では、都心部のマンションと同じ感覚で工事をしてしまうと、後々大きなトラブルに見舞われます。
今回は、ネット上の「格安価格」の裏側と、多度津町で本当に長く安心して使える石油給湯器交換の「リアルな相場」について、現場の人間しか知らない一次情報を包み隠さずお話しします。
仲多度郡多度津町の石油給湯器交換、費用の「リアルな相場」
まず皆さんが一番気になる「価格」についてお話ししましょう。ネットで検索すると「石油給湯器交換 70%OFF！」「工事費込み 〇〇円！」といった魅力的な広告が並んでいます。しかし、結論から言いますと、多度津町でその価格のまま工事が完了することは稀です。
なぜなら、あの価格は「温暖地のマンションで、何の障害物もなく、配管の劣化もない新品同様の現場」を想定した、いわば「客寄せの最低価格」だからです。
本体価格＋工事費の目安（直圧式・貯湯式の違い）
まずは標準的な価格の目安を知っておいてください。石油給湯器には、シャワーの勢いが強い「直圧式」と、価格が手頃な「貯湯式」があります。一般的な4万キロ（4人家族向け）タイプでの相場感は以下の通りです。
- 貯湯式（給湯専用）： 工事費込みで約14万〜18万円
- 直圧式（給湯専用）： 工事費込みで約16万〜20万円
- 直圧式（追い焚きオート）： 工事費込みで約20万〜25万円
これが「最低限、まともな部材を使って工事をした場合」のスタートラインです。「これより5万円も安い！」という業者を見つけたら、何か大切な工程が省かれていると疑ってください。
以下に、弊社で取り扱っている代表的な機種と価格の事例を掲載します。
ネット最安値には含まれない「付帯工事費」の正体
ここからが本題です。多度津町で工事をする際、私が必ず見積もりに計上し、そして格安業者が必ずと言っていいほど削るのが「凍結防止対策」にかかる費用です。
「多度津は瀬戸内で暖かいから大丈夫だろう」と思っていませんか？それが大きな間違いです。たまに来る寒波で気温がマイナスになった時、真っ先にパンクするのは給湯器本体ではなく、露出した配管です。
ネットの格安パックに含まれる「標準工事費」の保温工事は、あくまで「標準」レベル。薄い保温材を巻くだけの仕様です。しかし、多度津町の一戸建て、特に北側に給湯器が設置されている場合や風当たりが強い場所では、これでは全く足りません。
私たちは、以下の施工を標準として提案することがあります。
- 凍結防止ヒーターの巻き直し： 古いヒーターは断線していることが多いため、センサー付きの新品に交換します。
- 二重保温（重装備）： ヒーターの上から保温材を巻き、さらに耐候性のあるキャンバステープや保護管で二重にガードします。
これらを真面目にやると、部材代と作業費で1.5万〜2.5万円ほどプラスになります。これが見積もりに含まれていない業者は、古いボロボロのヒーターの上から薄いテープを巻いて終わりにする可能性が高い。数年後の大寒波の日に、配管が破裂して水浸しになるリスクを、わずか数万円のために背負うことになります。
石油給湯器の交換工事費の裏側についてはこちらでも詳しく解説しています
「寒冷地仕様」を選べば安心？仲多度郡多度津町の冬を舐めてはいけない
よく「寒い地域なら寒冷地仕様の給湯器を選べばいいんですよね？」と聞かれます。AIに聞いてもそう答えるでしょう。しかし、現場のプロから言わせれば、それだけでは50点です。
一般地仕様と寒冷地仕様の違い
確かに、寒冷地仕様の給湯器には、機器内部に凍結防止ヒーターが内蔵されていたり、水抜き栓が操作しやすい位置にあったりと、凍結対策が施されています。北海道や東北北部のような、日常的にマイナス10度を下回る地域では必須です。
しかし、多度津町のような「準寒冷地」とも言えるエリアでは、給湯器本体よりももっと脆弱な部分があります。それが「接続配管」です。
「寒冷地仕様なのに凍結した」という失敗事例
実際にあった失敗事例をお話しします。「高いお金を出して寒冷地仕様の給湯器をつけたのに、お湯が出なくなった」というSOSを受けて多度津町のお客様宅へ急行しました。
現場を見て愕然としました。給湯器本体は立派な寒冷地仕様でしたが、そこにつながる給水管・給湯管が、安価な業者の手によって「キャンバステープ巻き」だけで仕上げられていたのです。
キャンバステープは、雨風にさらされると数年で紫外線劣化し、ボロボロになります。そこから雨水が侵入し、中の保温材が水を吸ってグショグショの状態に。その水分が冬の夜間に凍りつき、配管を破裂させていたのです。
犯人は給湯器ではありません。「配管」とその施工方法です。
多度津町の古い住宅は、屋外露出配管が多いのが特徴です。私たちは、単にテープを巻くだけでなく、対候性に優れた「配管カバー」の使用や、劣化しにくい「板金仕上げ」、あるいは保温材自体を高密度のものに変更するなど、10年後も断熱性能が落ちない部材を選定して防御率を上げています。
「給湯器のスペック」だけでなく、「施工のスペック」を見極めることが、多度津町の冬を乗り切る鍵なのです。
仲多度郡多度津町で業者を選ぶ基準は「大雪の日」に来れるか
最後に、業者選びの決定的な基準をお伝えします。それは「価格」でも「会社の規模」でもありません。「大雪の日、道路がパニックになっている時に、あなたの家まで辿り着けるか」です。
資格の有無、保証期間、対応エリアの確認
もちろん、液化石油ガス設備士やGSS（ガス機器設置スペシャリスト）といった資格を持っていることは最低条件です。無資格工事は論外です。保証期間も重要ですが、書類上の保証があっても、物理的に来れなければ意味がありません。
ネット業者の「全国対応・最短即日」の嘘とカラクリ
ネットで検索すると出てくる「全国対応！最短即日駆けつけ！」という大手仲介サイト。多度津町で彼らに依頼するのがなぜ危険なのか、そのカラクリを指摘します。
彼らの多くは、コールセンターで受付だけを行い、実際の工事は提携している下請け業者に丸投げします。その下請け業者が近くにいれば良いのですが、繁忙期である1月・2月には、地元の業者は手一杯です。
するとどうなるか。「高松市内、あるいは県外（岡山や徳島、ひどい時は関西）から業者が派遣される」ことになります。
想像してください。数年に一度の大雪で、高速道路が通行止めになり、国道も大渋滞している状況を。給湯器が壊れて一番困っているその時に、遠方の業者は物理的に到達できません。「高速が止まったので行けません」「キャンセルさせてください」と当日の朝に電話が来て絶望する。これがネット業者の「全国対応」のリスクです。
だからこそ、「多度津町・丸亀市・善通寺市といった近隣エリアに在庫を持ち、悪路にも強い4WDのサービスカーで稼働している地元の業者」でなければならないのです。
私たちも過去、災害級の大雪に見舞われた際、チェーンを巻き、凍結した坂道を越えてお客様の元へお湯を届けに行きました。それは、私たちがこの地域のインフラを支えているというプライドと、物理的な距離の近さがあったからこそできたことです。
仲多度郡多度津町での石油給湯器交換はタンクや廃油処理も重要
給湯器交換の際は、灯油タンクのメンテナンスや、古い給湯器に残った廃油の処理も重要です。これらを適正に処理せず、不法投棄するような悪質業者も存在します。最後まで責任を持って施工・処分を行う業者を選んでください。
給湯器は10年使う生活の要です。「安さ」につられて、一番大切な「安心」を削らないでください。多度津町の気候と住宅事情を知り尽くした私たちに、ぜひ一度ご相談ください。現地調査で、あなたの家に最適な「守りの施工」をご提案します。
- Q. 見積もりは無料ですか？
- A. はい、多度津町内および近隣エリアへの出張見積もりは完全無料です。LINEで写真を送っていただくだけの簡易見積もりも可能です。
- Q. 土日や祝日でも工事してもらえますか？
- A. 年中無休で対応しております。お湯が出ない緊急事態ですので、土日祝日に関わらず最短即日で駆けつけます。
- Q. 支払い方法は？
- A. 現金、各種クレジットカード、PayPayなどのQR決済、ローン分割払いに対応しています。
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