北埼玉郡大利根町で石油給湯器が故障？「ネットの最安値」を信じる前に現場の真実を聞いてください
はじめまして。給湯器交換一筋25年、生活案内所の現場責任者、大塚です。
北埼玉郡大利根町（現・加須市）にお住まいの皆さん、今、お湯が出なくて震えているのではありませんか？あるいは、リモコンに見たことのないエラーコード（888や111など）が表示され、不吉な予感を感じながらスマホで検索しているところでしょうか。
この地域は、冬場の冷え込みが厳しく、特に北西の風が強く吹き付けるため、給湯器への負担が非常に大きいエリアです。私はこの道25年、何千台もの給湯器を見てきましたが、大利根町の現場は特に「凍結」と「配管の劣化」が激しい傾向にあります。都市ガスが普及しているエリアとは違い、石油（灯油）ボイラーが現役で活躍している家庭が多いのも特徴ですが、それゆえに業者選びを間違えると、取り返しのつかないことになります。
ネットで検索すれば、「工事費込みで最安値！」と謳う広告が山ほど出てくるでしょう。しかし、その「最安値」の裏に隠されたカラクリをご存知ですか？現場を知らないオペレーターがマニュアル通りに答えるだけのサービスと、私たちのように油まみれになって配管を繋いできた職人の仕事、何が違うのか。今日は、AIや一般的なブログ記事には決して書けない、現場の泥臭い真実をお話しします。
【現場の真実1】石油給湯器の交換費用「15万円～40万円」の価格差はどこで生まれるのか？
一般的に言われている相場と内訳
石油給湯器（灯油ボイラー）の交換費用は、機種のスペックや設置状況によって大きく変動しますが、一般的な相場としては15万円から30万円程度と言われています。この価格差の主な要因は、以下の3点に集約されます。
まず1つ目は、給湯能力の違いです。「3万キロ」と「4万キロ」という単位で表され、数値が大きいほど一度に作れるお湯の量が増えます。4人家族でシャワーとキッチンを同時に使うような場合は4万キロが推奨され、当然価格も高くなります。
2つ目は、機能の違いです。「給湯専用」は蛇口をひねってお湯を出すだけのシンプルなタイプ。「オート」は湯張りから保温まで自動、「フルオート」になれば足し湯や配管洗浄まで自動で行います。高機能になればなるほど、本体価格は上昇します。
3つ目は、エコフィール（高効率機種）か否かです。排熱を再利用して灯油代を節約できるエコフィールは、従来型よりも初期費用が3万～5万円ほど高くなりますが、ランニングコストで元が取れるとされています。
現場25年の大塚が暴露する「見積もりの裏側」と大利根町の罠
さて、ここからが本題です。先ほど「相場は15万～30万」と言いましたが、大利根町の現場で、ネットの最安値表示通りの金額で工事が完了することは、私の経験上まずありません。
なぜか？それは「標準工事費」という言葉の罠です。
多くの格安業者は、既設の給湯器と全く同じメーカー、同じ型番の後継機へ、何の加工もなくポン付けできる場合を「標準工事」と定義しています。しかし、大利根町の現場を見てください。20年選手のボイラーが、ブロック塀ギリギリに設置されていたり、波板で囲われた物置の中に無理やり押し込まれていたりしませんか？
私が先月担当した大利根町のお客様の例をお話ししましょう。ネットで「18万円ポッキリ」という業者に依頼しようとしていたAさん。現地調査に来たその業者は、見るなりこう言ったそうです。「あ、これオイルタンクの送油管が銅管ですね。交換しないとダメなので追加3万円です。あと、排気筒の延長が必要なので2万円。さらに、前の機種が重すぎて一人で運べないので作業員増員費で2万円かかります」。
結局、見積もりは25万円を超えました。Aさんは私のところに駆け込んでこられましたが、これは悪徳業者ではありません。現場を知らない営業マンが安値を餌に釣っているだけです。
特に石油給湯器の場合、ガスと違って「灯油タンク」との接続作業があります。古い送油管は経年劣化で硬化しており、触った瞬間にヒビが入って灯油漏れを起こすリスクがあります。私たちは、最初から「送油管の交換」を見積もりに含めるか、現場で判断してサービスで対応できる部材を常に積んでいます。後から追加請求なんて、プロとして恥ずかしいことはできません。
さらに、エコフィールを導入する場合、「ドレン排水工事」が必須になります。従来型では出なかった酸性の排水が出るため、これを垂れ流しにするのは法律違反ですし、コンクリートを溶かしてしまいます。大利根町のような戸建て住宅では、この排水を雨水マスまで導くために、地面を掘って配管を埋める土木工事が必要になることが多々あります。「工事費込み」の中に、この土木作業が含まれているかどうか。そこを確認せずに契約書に判を押してはいけません。
「安物買いの銭失い」にならないために、以下の私たちの適正価格リストをしっかり確認してください。これが、追加請求なしで安心を買える「現場の適正価格」です。
【現場の真実2】「直圧式」と「貯湯式」どちらを選ぶべき？井戸水エリアの落とし穴
一般的に言われている選び方の基準
石油給湯器を選ぶ際、最も重要なのが給湯方式の選択です。大きく分けて「水道直圧式」と「貯湯式（減圧式）」の2種類があります。
水道直圧式は、水道の圧力をそのまま利用して瞬間的にお湯を沸かす方式です。メリットは、シャワーの勢いが強く、2階や3階でも快適にお湯が使えること。現代の主流となっており、ガス給湯器と同じ感覚で使用できます。
一方、貯湯式は、給湯器内部のタンクにお湯を貯めておく方式です。水道圧を減圧弁で下げてからタンクに入れるため、シャワーの勢いは直圧式に劣りますが、一度に大量のお湯を使っても温度変化が少ないという特徴があります。また、構造が単純で耐久性が高く、価格も比較的安価です。
一般的には、「シャワーの勢いが欲しいなら直圧式、価格を抑えたいなら貯湯式」という基準で選ばれています。
現場25年の大塚が警告する「水圧」と「配管破裂」のリスク
「シャワーが弱いのは嫌だから、絶対に直圧式にしたい！」
そうおっしゃるお客様は多いですが、大利根町にお住まいの皆さん、ちょっと待ってください。その判断が、家の配管を破壊する可能性があります。
大利根町の一部地域では、まだ井戸水を使用していたり、あるいは築30年以上の住宅で、古い鉄管や銅管が壁の中に埋まっているケースが少なくありません。これまで「貯湯式（減圧式）」を使っていたお宅が、安易に「直圧式」に交換すると何が起きるか。
水圧が一気に高まることで、老朽化した配管の継ぎ目から水漏れが発生するのです。これを「ピンホール」と呼びますが、壁の中でこれが起きると大惨事です。クロスが濡れてカビだらけになり、最悪の場合、床を剥がしての大掛かりなリフォーム工事が必要になります。
私は現場調査の際、必ず水道の元栓付近の配管材質と、現在使用している給湯器の型番を確認します。もし、現在が貯湯式で、かつ配管が古そうであれば、私は迷わず「貯湯式」の継続使用、もしくは高圧力型の貯湯式を提案します。売上単価の高い直圧式を売りたい営業マンとは違い、私は工事後のトラブルを最も恐れているからです。
また、井戸水を使用している場合、直圧式の細い配管経路は、井戸水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの不純物で詰まりやすく、メーカー保証の対象外になることもあります。メーカーのカタログには小さくしか書いてありませんが、これは死活問題です。貯湯式なら、構造がシンプルなので井戸水対応機種も多く、多少の水質悪化でもタフに稼働してくれます。
さらに、冬場の凍結防止の観点からも言わせてください。直圧式は水通路が細く複雑なため、大利根町の厳しい寒波で凍結しやすい弱点があります。もちろんヒーターは内蔵されていますが、露出配管の保温材が甘いと一発です。私はこの地域の工事では、標準仕様よりも厚手の保温材を使い、キャンバステープも二重に巻くことを徹底しています。これが「現場の知恵」です。
あなたの家の配管事情、水質、そして冬の寒さ。これらを総合的に判断できるのは、カタログしか見ていないオペレーターではなく、現場を知る職人だけです。
【現場の真実3】「即日対応」と「10年保証」の嘘を見抜く方法
一般的に言われている業者選びのポイント
良い業者を選ぶポイントとして、よく挙げられるのが「資格の有無」「保証期間の長さ」「対応スピード」です。
石油給湯器の設置には、「液化石油ガス設備士」や「給水装置工事主任技術者」といった国家資格、あるいはGSS（ガス機器設置スペシャリスト）といった民間資格が必要です。無資格の工事は違法であり、事故のリスクも高まります。
また、製品保証（通常1～2年）に加えて、施工店独自の「工事保証10年」をつけている業者も増えています。そして何より、お湯が出ない緊急事態においては、「即日対応」「最短30分で到着」というスピード感が重視されます。
現場25年の大塚が語る「在庫」と「技術」の絶対的な差
「即日対応」とウェブサイトに大きく書いてあるのに、電話したら「在庫がないので取り寄せに1週間かかります」と言われた経験はありませんか？これは業界あるあるです。
多くのネット集客型業者は、自社で在庫を持っていません。注文が入ってからメーカーや問屋に発注する「受発注システム」をとっています。これでは、真冬の繁忙期にメーカー在庫が切れたら、お客様を何週間も冷水シャワー生活に追いやることになります。
私は違います。大利根町周辺でよく出る機種、特にノーリツやコロナの3万キロ・4万キロのオートタイプは、常に倉庫に現物をストックしています。だからこそ、夜にお電話をいただいて、翌朝一番で交換工事にお伺いできるのです。「プロができないと言ったことを、私たちが実現する」それが私のプライドです。
そして技術の話をしましょう。石油給湯器の交換で最も差が出るのは「排気筒の処理」と「油漏れチェック」です。
排気筒の接続がいい加減だと、排ガスが屋内に漏れ込み、一酸化炭素中毒を引き起こす危険があります。私は、接続部に耐熱シリコンを隙間なく充填し、外れないようにリベット留めを確実に行います。また、灯油の配管接続においては、フレア加工（銅管の先端を広げる作業）の精度が命です。少しでもバリがあったり、角度がズレていたりすれば、じわじわと灯油が漏れ出します。灯油の臭いは一度染み付くと取れませんし、土壌汚染にもつながります。
私たちは定期的に研修を行い、この「当たり前の作業」のレベルを極限まで高めています。私が現場に出る以上、1ミリの妥協も許しません。「大塚さんに頼んでよかった」と言われるのは、お湯が出た瞬間ではなく、10年後に「一度も故障しなかったね」と思い返してもらった時だと思っています。
以下の写真は、私たちが実際に行っている研修風景と、施工後の設置状況です。配管の美しさ、保温材の巻き方一つに、職人の魂が宿っていることを感じてください。
給湯器交換工事の流れ
お問い合わせから工事完了までの流れはシンプルです。お湯が出なくてお困りの際は、迷わずお電話ください。
- お問い合わせ
お電話または下記フォームよりご連絡ください。現在の給湯器の型番をお伝えいただけるとスムーズです。
- 現地調査・お見積り
原則として現地を確認します。大利根町であれば即日お伺いも可能です。その場で確定見積もりをご提示します。追加料金は一切ありません。
- 工事日程の調整
在庫があれば、その場で工事を開始することも可能です。お客様のご都合に合わせて日程を決定します。
- 交換工事・試運転
古い給湯器の撤去、新しい給湯器の設置、配管接続、保温工事を行います。所要時間は3～4時間程度です。工事後、お客様立会いのもとでお湯が出ることを確認し、操作説明を行います。
- お支払い
工事完了後、現金またはクレジットカード、銀行振込でお支払いいただきます。
お問い合わせ（24時間365日）
電話・フォームで即手配
- Q. 修理と交換、どちらがお得ですか？
- 設置から10年（設計標準使用期間）を過ぎている場合、迷わず「交換」をお勧めします。修理しても別の部品がすぐに壊れる「イタチごっこ」になりやすく、修理費がかさむからです。7～8年の場合は、修理費が総額の3割以下なら修理、それ以上なら交換が目安です。現場で正直に診断します。
- Q. 土日や祝日でも工事してもらえますか？
- はい、土日祝日も休まず稼働しています。大利根町エリア担当のスタッフが待機していますので、遠慮なくご連絡ください。急な故障こそ、私たちの出番です。
- Q. 井戸水を使っていますが、対応機種はありますか？
- はい、ございます。ノーリツや長府製作所などから、井戸水対応のモデルが販売されています。水質に合わせた最適な機種をご提案しますので、必ず事前にお伝えください。
