南埼玉郡菖蒲町（久喜市）で石油給湯器交換にお困りのあなたへ
はじめまして。給湯器交換一筋25年、現場の泥臭い作業こそが私の生き甲斐、大塚です。
南埼玉郡菖蒲町（現在は久喜市菖蒲町ですね）にお住まいの皆様、突然のお湯トラブル、さぞお困りのことと思います。特にこの地域は、冬場の冷え込みが厳しく、朝起きたら「お湯が出ない！」という悲鳴にも似たお電話をよくいただきます。
ネットで検索すれば、「激安」「即日」といった耳障りの良い言葉が並んでいますが、私はあえて言わせていただきます。
「その場しのぎの安さで選ぶと、3年後に必ず後悔しますよ」と。
給湯器は、単に新しい箱に取り替えれば終わりではありません。菖蒲町特有の配管事情、水質、そして冬場の凍結リスク。これらを無視して、カタログスペックだけの工事をすれば、間違いなく寿命を縮めます。
今日は、綺麗事抜きの「現場の真実」をお話しします。業界の裏側も、失敗しない業者の選び方も、全て包み隠さずお伝えしますので、少し長いですが最後までお付き合いください。
【現場の真実1】菖蒲町での石油給湯器交換、その「適正価格」と「見積もりの罠」
一般論：石油給湯器の交換費用の相場とは
一般的に、石油給湯器（灯油ボイラー）の交換費用は、本体価格と工事費を合わせて15万円から30万円程度と言われています。
内訳としては、給湯器本体が定価の40%〜60%OFFで販売され、そこに標準工事費（3万円〜5万円）、処分費、消費税が加算される形が一般的です。
機能別に見ると、お湯を出すだけの「給湯専用」タイプであれば12万円〜18万円、お風呂の追い焚きができる「オート・フルオート」タイプであれば20万円〜35万円といったところが相場の目安となります。
最近では「エコフィール」と呼ばれる省エネ型の機種も人気で、初期費用は数万円高くなりますが、年間の灯油代が節約できるため、長い目で見ればお得になると解説されているサイトも多く見受けられます。
インターネット上の格安業者ランキングなどを見れば、さらに安い金額、例えば「工事費込み9万円！」といった破格の値段を提示しているところもあり、消費者としては少しでも安いところを選びたくなるのが心情でしょう。
現場の鬼・大塚の視点：見積もりの「安さ」には必ずカラクリがある
「相場は15万円？」……笑わせないでください。
ネット上の「相場」というのは、あくまで「追加部材が一切発生せず、一番簡単な工事で済んだ場合」の最低ラインの話です。
私が菖蒲町の現場で見てきた現実は、そんなに甘いものではありません。
まず、この地域で多いのが「長年使い込んだ配管の腐食」です。
20年近く前の石油給湯器を交換する場合、接続されている鉄管や銅管は、サビでボロボロになっていることがほとんどです。激安業者は、このボロボロの配管をそのまま使い回します。なぜか？配管を新しく引き直す技術がないか、あるいは手間を惜しんで利益を優先するからです。
その結果、何が起きるか。
交換して半年後に、「接続部分から水漏れした」というトラブルが頻発します。私が修理に呼ばれて行くと、新品の給湯器に古い錆びた鉄管が無理やりねじ込まれている。これでは水漏れするのは当たり前です。
さらに、「オイルタンク」の問題です。
給湯器本体だけ変えて、タンクは30年前のまま……なんて現場をよく見ますが、これは自殺行為です。
古いタンクの底には、結露で溜まった水とサビのヘドロが沈殿しています。新しい給湯器は性能が良い分、フィルターの目が細かい。古いタンクをそのまま繋げば、すぐにサビが流れ込んでストレーナー（フィルター）を詰まらせ、最悪の場合、燃焼ポンプを破壊します。
私たちプロの見積もりには、こういった「将来のリスクを回避するための部材費」が含まれています。
・腐食した配管の切り回し修正
・凍結防止ヒーターの巻き直し（菖蒲町の冬をナメてはいけません）
・オイルタンクの洗浄、あるいは送油管の交換
これらを省いて提示された「激安価格」に飛びつくことは、数年後に数万円、いや十数万円の修理費を払う予約をしているようなものです。
「とにかく安ければいい」というお客様には、私ははっきりと「他所へ行ってください」とお断りすることもあります。なぜなら、安かろう悪かろうの工事をして、お客様が寒空の下でお湯が使えずに震える姿を見たくないからです。
適正な価格には、適正な理由があります。それを理解していただくことが、長く安心してお湯を使っていただくための第一歩なのです。
【現場の真実2】失敗しない機種選定と、菖蒲町特有の「設置環境」の罠
一般論：号数とタイプの正しい選び方
石油給湯器を選ぶ際の基準は、主に「給湯能力（キロ数）」と「機能タイプ」の2つです。
給湯能力には「4万キロ」と「3万キロ」の2種類が主流です。
4万キロは、シャワーと台所での同時使用でも水圧が落ちにくく、4人家族以上の世帯に適しています。一方、3万キロは2〜3人家族向けで、同時使用が少ない場合にコストパフォーマンスを発揮します。
機能タイプとしては、「給湯専用」「オート」「フルオート」があります。
給湯専用は蛇口をひねってお湯を出すだけのシンプルなもの。オートは湯張りから保温までを自動で行い、フルオートはそれに加えて自動足し湯や配管洗浄機能がついています。
また、設置形態も重要で、壁掛けタイプや据え置きタイプなど、現在の設置状況に合わせて選ぶ必要があります。
最近では直圧式と貯湯式という区別もあり、シャワーの勢いを重視するなら水道の圧力をそのまま利用する「直圧式」が推奨されます。
現場の鬼・大塚の視点：カタログスペックだけで選ぶと、冬場に泣きを見る
「家族が3人だから3万キロでいい」？
そんな単純な計算式で選定する業者は、現場を知らなすぎます。
菖蒲町エリアで私が特に気にするのは、「水温」と「配管の距離」です。
冬場、この地域の水道水の温度は極端に下がります。3万キロのボイラーは、元々の水温が低いと、設定温度まで上げるのに精一杯で、湯量がガクンと落ちるんです。
夏場は問題なくても、真冬の夜、一番お風呂に入りたい時に「シャワーがチョロチョロしか出ない！」なんてことになりかねません。
私は、たとえ少人数家族であっても、この地域なら余裕を持って「4万キロ」を強く推奨します。数万円の差で、冬場の毎日の快適さが全く変わるからです。
そして、「直圧式」と「貯湯式」の選択。
最近はネット記事の影響で「シャワーが強い直圧式がいい」と指名されることが多いですが、これも要注意です。
築年数が古い家屋で、配管が古いまま直圧式に変えるとどうなるか。
直圧式の高い圧力に、老朽化した配管が耐えきれず、壁の中で破裂して水漏れ事故……という悪夢のような事例を私は何度も見てきました。
現場を見れば、「あ、この配管なら貯湯式（減圧式）にしておかないと危険だな」と分かります。
それを確認せずに、「お客様が直圧式と言ったから」とそのまま取り付けるのは、プロの仕事ではありません。それはただの「御用聞き」です。
さらに言えば、排気の向き。
お隣の家の窓や換気扇が近くにありませんか？
石油給湯器の排気臭はトラブルの元です。ただ元の場所に置くだけでなく、必要であれば排気カバーをつけて流す方向を変える。そこまで気を配って初めて「工事完了」と言えるのです。
機種選びは、カタログを見るのではなく、あなたの家の「健康状態」と「環境」を見て決めるものです。
私たちが現場調査にこだわる理由は、まさにそこにあるのです。
【現場の真実3】「誰に頼むか」で決まる給湯器の寿命。資格だけの業者を信じるな
一般論：業者選びのポイントと資格の重要性
給湯器交換を依頼する業者選びでは、信頼性が何より重要です。
確認すべきポイントとして、まずは「資格」の有無が挙げられます。石油給湯器の交換には、危険物取扱者や管工事施工管理技士、GSS（ガス機器設置スペシャリスト）などの資格が必要となる場合があります。
また、施工実績の多さや、創業年数、口コミの評価なども判断材料になります。
アフターフォローが充実しているかどうかも大切です。工事保証がついているか、万が一の不具合の際にすぐに駆けつけてくれる体制があるかを確認しましょう。
複数の業者から相見積もりを取り、対応の丁寧さや説明の分かりやすさを比較することも推奨されています。
現場の鬼・大塚の視点：資格証よりも「工具の扱い」と「仕上げ」を見ろ
資格？そんなものは持ってて当たり前、スタートラインです。
私が現場で呆れるのは、資格は持っているけれど「工事のセンス」が絶望的にない業者の跡を見た時です。
例えば、「保温材の巻き方」。
給湯器の配管には凍結防止のために保温材（キャンバステープ等）を巻きますが、下手な業者は隙間だらけです。
特に、配管の曲がり角や、バルブの根元。ここが一番凍りやすいのに、テープが浮いていて中の配管が剥き出しになっている。
菖蒲町の寒風にさらされれば、一発で凍結破裂です。
私は、指一本入らないくらい密着させて、美しく、かつ強固に巻き上げます。見た目が汚い工事は、中身も雑なんです。
そして、「エア抜き」の技術。
石油給湯器の設置後、オイルラインの空気を完全に抜かないと、燃焼不良や異音の原因になります。
マニュアル通りにやるだけでは抜けない「クセ」のある現場もあります。
そこでどうするか。私はポンプの音、油の流れる振動を手で感じ取って、「よし、抜けた」と判断します。
これはAIにもマニュアルにも教えられない、25年間油まみれになって培った感覚です。
ネットで集客だけして、実際の工事は下請けのアルバイトに丸投げ……そんな業者が増えました。
彼らは「今日終わらせて帰ること」しか考えていません。
私は違います。「10年後も、この給湯器が元気に動いていること」を考えて設置します。
「大塚さんに頼んでよかった。あの時、安いだけの業者にしなくて本当によかった」
そう言っていただけるのが、私のプライドであり、最高の報酬です。
もし、他社で断られた案件や、難しい設置場所でお困りの場合も、ぜひ私に見せてください。
プロが匙を投げた現場こそ、私の腕の見せ所ですから。
石油給湯器交換工事の流れ
ご依頼から工事完了までの流れをご説明します。
私たちは、お客様をお待たせしないスピード対応を心がけていますが、それ以上に「正確な現地調査」を重視しています。
1. お問い合わせ
まずはお電話、または下記フォームよりご連絡ください。「お湯が出ない」という緊急の場合は、お電話が一番早いです。
現在の給湯器の型番（本体のシールに記載されています）をお伝えいただけると、よりスムーズにご案内できます。
2. 現地調査・お見積り
原則として、現地に伺って状況を確認します。
搬入経路、配管の劣化具合、タンクの状態など、プロの目でチェックし、その場で正確なお見積りをご提示します。
もちろん、出張費や見積もり費はいただきません。この見積もりにご納得いただけなければ、断っていただいて構いません。
3. 工事日の決定
在庫がある商品であれば、最短で即日工事も可能です。
給湯器不足の時期などは、一時的に貸出用の給湯器を設置して、お湯だけは使えるようにする応急処置も行っています（※在庫状況によります）。
4. 交換工事
工事時間は、通常2〜4時間程度です。
既存の給湯器の撤去、新しい給湯器の設置、配管接続、そして試運転調整まで行います。
工事中は、お水やお湯が一時的に使えなくなる時間帯がありますので、事前にご説明します。
5. 操作説明・お引き渡し
設置が終わったら、リモコンの使い方をご説明します。
特にご高齢の方がいらっしゃるご家庭では、分かりやすく丁寧にご説明することを心がけています。
お支払いは、工事完了後に現金、または各種クレジットカード、ローンなどもご利用いただけます。
お問い合わせ（24時間365日）
電話・フォームで即手配
よくあるご質問（FAQ）
- Q. 見積もり後に追加料金がかかることはありますか？
- A. いいえ、原則として見積もり提示後の追加料金は一切いただきません。現地調査の段階で、配管の劣化や部材の必要性を完全に見極めるのがプロの仕事です。万が一、工事中に予期せぬ事態が起きても、こちらの見立て不足ですので、追加請求はいたしませんのでご安心ください。
- Q. 菖蒲町のかなり奥まった場所なのですが、対応エリアですか？
- A. はい、もちろんです。旧菖蒲町全域（現・久喜市菖蒲町）は私たちの重点対応エリアです。農道が狭い場所や、敷地が広いお宅でも、専用の車両でお伺いしますので、場所を気にせずご連絡ください。
- Q. 灯油タンクの交換も一緒にお願いできますか？
- A. 可能です。むしろ、15年以上経過したタンクは給湯器とセットでの交換を強く推奨しています。タンク内のサビ洗浄なども承りますが、腐食が激しい場合は交換の方が安く済む場合も多いです。タンクの状態も合わせて診断いたします。
